ロードマップの用語説明と各項目の簡単な説明

前回の記事にて、サービスのフェーズを横軸とし、各フェーズで理解すべき概念、大切にすべきマインド、実行すべき行動に分けた図を紹介しました。

本日は、こちらの説明を行います。

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まず、図の中に登場する用語の説明を行います。

 

行動:具体的に行うべき行動

マインド:大事にすべき考え方

概念:フェーズの全体像、次のステップへ進む条件等

CPF:Customer / Problem Fit、対象の顧客が、重要な課題を抱えていることが判明する

PSF:Problem / Solution Fit、課題に対して、適切なソリューションが判明する

SPF:Solution / Product Fit、適切なソリューションを表現したプロダクトが形作られる

PMF:Product / Market Fit、適切なプロダクトが適切な市場に届けられている

 

それぞれのステップごとのイメージを伝えます。

 

1. どのフェーズにも共通するモノ

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この箇所は、サービスがどのフェーズにあろうと大事にすべきものを意味します。

 

2.アイデア出しからCPFまで

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「これ良いな!」と思ったアイデアがあれば、それは「誰の」「どんな問題を」解決するかを検証する必要があります。

そして、このフェーズがその2つがあると確信を持てるようになることを目指します。

 

3.CPFからPSFまで

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特定のユーザーの抱えている課題を見つけた次は、その課題をどうやって解決するかを決める必要があります。

あるユーザーは抱えている課題に対して、代替手段によってある程度の解決を達成している可能性もあります。

そのため、問題を解決する方法そのものだけでなく、既存の手段も考慮し、この解決方法だと確信を持てることを目指します。

 

 

4.PSFからSPFまで

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解決方法をプロダクトに落とし込むことが必要になります。

そのプロダクトはソリューションをしっかりと表現できているか、そしてユーザーはこのプロダクトを通じて課題を解決できているかを検証します。

 

5.SPFからPMFまで

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課題を解決できるプロダクトは、その課題を抱えているユーザーのもとへ届けられる必要があります。

 

 

6.PMF以降

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適切なプロダクトを適切な市場に届けた後は、マネタイズに向け、ユーザー数や継続率をより高めていく必要があります。

このフェーズはAARRRモデルなどに代表される、グロースハックと言われる箇所です。

 

 

今後は、これらの項目ごとの詳細な説明をしていきます。